3.高配当株投資(2124 JACリクルートメント)

2.高配当株投資

5日の日経平均は米国株の上昇を受けてか、上昇しましたね。6日も153円、0.59%プラスとなりました。

私としては、米国の金利上昇長期化の観測を受けて米国株が下落した影響で、日本株も下がるかな?と思いました。しかし円安が進み、自動車株などを中心に上昇という結果でした。とはいえ、今後はジグザグとしたどっちつかずのボックス相場になりそうな予感がしています。

さて、本日取り上げる銘柄はJACリクルートメントです。
※個別株に対する個人の見解は特定の銘柄の売買を推奨する目的ではありません。予めご了承ください。

JACリクルートメントはその名の通り、人材紹介会社です。
最近、Youtubeを見ていると「コンサルタントのいる転職」と、よいボイスで始まる広告が頻繁に流れてきます。人材紹介会社としては中堅に位置していますが、幹部採用や独自の求人、広告の通りコンサルタントのいる転職支援に強みを持つ特色があり、順調に成長を続けています。
また、自己資本比率も安定して70%を超えており、キャッシュリッチな会社として日経新聞に取り上げられたこともあります。

事業内容

JACリクルートメント(https://corp.jac-recruitment.jp/)は大きく分けると「国内人材紹介」、「海外事業」、「国内求人広告」の3つに分かれています。
とはいえ、売上構成比の9割弱が国内人材紹介であり、1割強が海外事業、その他が国内求人広告です。そして第三四半期までの実績では、「国内人材紹介」は昨年対比は21.0%、他の2部門も売上・利益を伸ばすことができています。

出典:JACリクルートメントHP

通期見通しも当初の予想から上方修正をしています。人件費と広告費を多めに投下してきましたが、それを打ち消す好調な業績を上げることができているようです。

出典:JACリクルートメントHP

株価推移

2023年1月6日現在の株価は2,271円です。

ここ数日は少し下落傾向ですが、中長期的には綺麗に上がってきています。
2013年の200円台からみると約10倍です。

出典:tradingviewより

短期の下落要因は定かではないですが、利益確定売りや12月の権利落後という理由もあるのかと思います。あるいは、日本の金利上昇の兆しを鑑みて、企業が採用に消極的になる未来を見込んでいるのかもしれませんね。

配当推移

2022年期末の配当金は80円、配当利回りは3.52%(1月6日時点)です。

2021年は減配となりましたが、2012年と比較をすると16倍成長しています。
ただ、配当金も伸びていますが、配当性向も高くなってきています。
2020年は配当性向が180%にしてまで配当金を維持してきましたが、2021年は減配をし、2022年は再び80円に戻してきた、という経緯になっています。

来年も業績を成長させることができれば、増配をしてくれる期待感が高まりますね。

まとめ

業績が絶好調で、キャッシュリッチなJACリクルートメント。配当利回りは直近の株価上昇で下がっているものの2021年の減配以外は着実に増配を重ねてきています。2012年と比較をすると16倍も成長しています。株価も約10倍です。

現在の株価は、キャピタルゲインを確実に狙うには少し割高かと思います。

ただし年間を通じて落ち込む時期がありますので、その時期を狙ってインしてみるのは面白いのではないかと思います。慎重派の私としては2月の本決算発表直後の株価動向に注目して1,700円台前半、願わくば1,600円台を待ちたいところです。

ではでは!

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