3.レバナスについて思うこと

3.ETFと投資信託

レバナスとは

昨今、一世を風靡したレバナス。
最近はその盛り上がりも沈静化したように感じます。
ご存知の通り、「レバナス」はレバレッジナスダックの略で、
NASDAQ-100の動きに2-3倍のレバレッジをかけて連動することを目指した商品です。
ETFではティッカーシンボル「TQQQ」が有名です。
日本では、2022年4月現時点ではIG証券でのみ、取り扱いがあります。
NASDAQ以外にも、S&P500に3倍のレバレッジをかけた
Direxion デイリー S&P 500 ブル3倍 ETF(SPXL) や、
テクノロジー株に3倍のレバレッジをかけた
・Direxion デイリー テクノロジー株 ブル 3倍 ETF(TECL)
があります。
*補足
ブル=上昇局面にある相場、また強気の相場の見方を表す言葉。
ベア=下落局面にある相場、弱気の相場の見方を表す言葉。ブルはオス牛のことで、オス牛が下から上に角を突き上げる姿に例えてこう呼びます。

待望?投資信託でレバナスが登場

そんななか、NASDAQに連動する投資信託が相次いで登場しました。
・iFreeレバレッジ NASDAQ100
・楽天レバレッジNASDAQ-100
などです。
昨今の投資ブームとNASDAQの上昇相場を受けて、大いに盛り上がりを見せました。
私は慎重派なので、レバレッジをかける値動きに心が揺さぶられるであろうという心配と、
あまり仕組みが分かっていないので、投資をすることを避けていました。

そして調べていくと、
このレバレッジをかけた(ブル〇倍)ETFは上昇相場の時は、
その名の通り3倍上昇するので一気に資産を増やすことができるので、
上昇相場では一気にリターンを狙えます。
しかし(ブルの場合は)下落局面ではもちろん、ボックス相場に弱いことを知りました。

出典:https://www.daiwa-am.co.jp/special/ifreeleverage

ここで私はレバレッジ商品は、
短期投資向けの商品であり、長期投資には向かないのだと理解しました。
私のスタンスは長期投資です。
そのため、短期投資向けのレバレッジナスダックに、私は手を出さない!と決めました。

とはいえ、気になる存在であり続ける

しかし。
決心はしたものの、NASDAQ100の長期チャートを見ると、右肩上がりです。
となると、最後に笑うのはレバナスホルダーなのではないかという思いがぬぐい切れませんでした。
「レバナスが欲しい」買わない決心をしたのにどうしても、欲しい気持ちを払しょくすることができません。
買うなら売りたいときに売れるETF(TQQQ)かと思いましたが、
当時は80$くらいで、試しに買うには半値になったときなどのショックが大きそうでした。

そこで私は、ふるさと納税で得た楽天ポイントで、
楽天レバレッジNASDAQ-100を1000円分だけ購入することにしました!

レバナスデビュー!その後…

晴れてレバナスデビューをしたのち、数日はNASDAQ100が小幅でしたが上昇相場。
一時期1300円ほどまで上昇。威力を思い知りました。
しかしその後、米国の金利上昇、QTがほぼ確実視されるなかでNASDAQは調整局面入りしました。
自身の保有しているETF、QQQも痛い目を見ていますが、レバナスは気づけば-25%
現在の評価額は、750円ほどになっています。
もし、80$を投資していたら60$程に減っていた計算になり、
TQQQなら、現金で購入していたはずなので悔しさはもっと高まっていたように思います。

今後どうするか

先ほどの図で示したように、レバレッジ商品は下がった後の上昇に相当のパワーが必要です。
また、NASDAQ100は今後も下落することが予想されます。
この予想される下げ相場で購入する自信は私にはありません。
ただ、このタイミングで売ってしまうと、再び私の中で気になる存在であり続けてしまいます。
そのため、この子(だんだん愛着が高まってきました)が、将来どういう価値を持ってくるのか、
本来の商品設計に反してでもホールドを続け、長期間行く末を見届けたいと思います!

コメント

タイトルとURLをコピーしました